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2005年 02月 19日
キャッチボール訴訟
死亡した長男は02年4月、同町内の公園で遊んでいたところ、近くでキャッチボールをしていた小学4年の2人の野球の軟式ボールがそれて胸に当たり、意識不明となった。病院搬送されたが、約4時間後に死亡。当時は「急性循環器不全」による突然死と診断された。 キャッチボールで人が死んでしまうなんて…。しかも、投げたのは小学四年生、軟式ボール。わたしは部活でソフトボールを使っている。軟式ボールと比べればソフトボールの方が大きくて硬い。しかも中学生と高校生、速い人の球は剛速球さながらだ。更に、守備では「体を張ってでもボールを止める」のが理想。バッティング練習では二、三箇所から打球が飛んでくる。事故で誰かにボールが直撃することがたまにあり、人家に打球が飛び込んだこともあった。よく同じグラウンドで練習している陸上部やテニス部の練習場所にもボールが飛んでいく。それがうちの学校のグラウンドの日常的な風景である。ネットを取り付けたり練習方法を変えてみたりと工夫はあるが、このような事故が起こらないという保証はない。 自分が当たり前にやっているスポーツで簡単に人が死んでしまう。確かに当たり所が悪ければその可能性は大いにあるのだが、それを意識したことは全くなかった。この事故がなければ、これからも意識しないままだっただろう。 この事故の当事者は、まだ9歳、10歳の子供だ。普段から野球をやっていたかもしれないが、まさかそれが原因で人が死ぬなんて考えてもみないはずだ。当事者の子供たちが受けたショックは、計り知れないだろう。 加害者側は控訴するらしいが、これがいい結果に結びつくことを祈っている。これは事故だ。キャッチボールをしていた子供たちを加害者と呼ぶのはふさわしくない。亡くなった子やその子の家族にしてもやりきれない思いがあるだろう。 どうしようもない、この事件とは赤の他人である自分の無力さ。わたしには、ただ祈っていることしかできない。それでも、ソフトボール選手の一員として、この事件のことを考え、忘れないという義務があると思う。哀しいけれど、わたしが投げたボールが人の命を奪いうる力を持っているということを、決して忘れてはならない。
by itsuki258
| 2005-02-19 01:47
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